旧作7泊8日メモ

映画の忘備録

SF

アイアン・スカイ

ナチスが月から攻めてくる 総 合★★★★★★☆☆☆☆(6) 満足度★★★★★★★☆☆☆(7) 第二次大戦以降、地球へ復讐を果たすべく月の裏側に第四帝国を築き、軍備を増強していたナチスが月から攻めてくるというコメディ SF。 フィンランド・ドイツ・オーストラリアの共同制…

スターシップトゥルーパーズ2

あまり続編じゃない続編。 総 合★★★★☆☆☆☆☆☆(4) 満足度★★★★★★☆☆☆☆(6) part1の特殊効果担当のフィル・ティペットの長編初監督作 密閉空間ホラー+パラサイトゾンビものという 「遊星からの物体X」の様式。 SFスプラッターホラーの王道ではあり なかなか楽し…

スターシップ・トゥルーパーズ3

B級SF最高! 総 合★★★★★★☆☆☆☆(6) 満足度★★★★★★★★★★(10) ロバート・A・ハインラインの小説の『宇宙の戦士』の映画化である『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997年、アメリカ)の3作目 圧倒的カルト人気を誇るPart1がポール・バーホーベン監督。 Part2…

エスケープ・フロム・L.A.

スネークウェェェーイ! 総 合★★★★★★☆☆☆☆(6) 満足度★★★★★★★☆☆☆(7) 近未来SFの名作『ニューヨーク1997』の続編。 1981年制作の『ニューヨーク1997』の続編を 1996年に撮ったというので もう続編というよりオマージュといった作品。 これが当時不評で N.Y.…

LOOP/ループ-時に囚われた男-

低予算だけど秀逸 総 合★★★★★★★★☆☆(8) 満足度★★★★★★★★★☆(9) ネタバレ注意 原題HUROK ハンガリー発のSFスリラー なんか斬新なものを見た感じ。 現代劇だけどSF。 主人公はタイムループを繰り返してて そこから抜けるべくがんばるのだが そのループの中に…

パシフィックリム アップライジング

典型的な失敗続編 総 合★★★☆☆☆☆☆☆☆(3) 満足度★★★★★☆☆☆☆☆(5) Pacific Rim: Uprising やっちまったなぁ〜 といった作品。 パシフィックリムといえば 子供達が夢見た最高の設定 オタク愛 絶妙なキャスト こだわりの特撮 そんな前作の貯蓄を一作で使い果たし…

コンタクト

カール・セーガン原作による真摯な SF 総 合★★★★★★☆☆☆☆(6) 満足度★★★★★★★☆☆☆(7) 地球外生命体との交信を研究している科学者が 信号をキャッチして相手と接触するという話で 経過や心理描写を丁寧に描いているので もう長い長い。2時間30分。 大ネタは宇…

インターステラー

ノーラン兄弟の真骨頂 総 合★★★★★★★★★★(10) 満足度★★★★★★★★★★(10) クリストファー・ノーラン監督による2014年のSF大傑作 2時間40分と長いのだが長さを感じない。 かれこれ4回観ている。 ノーラン兄弟の真骨頂ともいえる時間軸のレトリックをSF時空トリッ…

テラフォーマーズ

攻めてる日本映画 総 合★★★★★★☆☆☆☆(6) 満足度★★★★★★★★☆☆(8) 日本映画がここまで ド直球にSF映画に挑むことは 喜ばしいこと。 人気漫画の実写化なので成し得たことではあるけど こういう作品が漫画というバックボーンがなくとも 突如作られるようになって…

レッドプラネット

主題なき火星珍遊記 ★★★★☆☆☆☆☆☆(4) 個人的満足度(3) プチネタバレ 火星に探索に行って命辛々帰ってくると言う話なのだが 映画の柱がないので少し退屈。 アポロ13やオデッセイのように サバイバルを主題にするのか エイリアンみたいに未知の生物との戦い…

遊星からの物体X

SFホラーの金字塔 ★★★★★★★★☆☆(8)個人的満足度(10) 「ニューヨーク1997」「遊星からの物体X」「ゼイリブ」 etcジョン・カーペンターが80年代に残した大傑作の一つ。現代版の「遊星からの物体Xファーストコンタクト」と続けて見ると特殊メイクは拙いがや…

遊星からの物体X ファーストコンタクト

ジョン・カーペンター版をリメイク ★★★★★★☆☆☆☆(6)個人的満足度(9) SFホラーの傑作ジョン・カーペンター監督の1982年リメイク版「遊星からの物体X」を更にリメイク。前作の3日前の南極ノルウェー基地での出来事を描く。 カーペンター版のさりげなくも映…

LOOPER/ルーパー

HUNTED BY YOUR FUTURE ★★★★★★★★☆☆(8)個人的満足度(10) SF好きにはタマラン掘り出し物!よく練られたタイムループもの巨額の予算をかけてるでもないプロットの面白さで見せるアメドラテイストなSF映画(実際アメドラ撮ってた監督なのね)未来の犯罪組織が…

宇宙戦争

古典SFを直球表現 ★★★★★☆☆☆☆☆(5)個人的満足度(5) H・G・ウェルズの古典SFに真正面から取り組むとこれだよなぁ。(こうなっちゃうよなぁ)というもの。潔さすらある。ティムバートンのマーズアタックみたいに捻って取り組むとかしないとなかなか難しいで…

オデッセイ

USA!USA! ★★★★★★☆☆☆☆(6)個人的満足度(4) 植物学者が書いたもし自分が火星に取り残されたらこうしてサバイブするという小説「火星の人」が大ブレイクして映画化された作品。見所は宇宙でのジャガイモの栽培…。他サバイバル生活だけでなく救出に至る手法な…

オール・ユー・ニード・イズ・キル

日本ラノベの理屈っぽいが軽いノリmeetsハリウッド映画のエンタメ感 ★★★★★★★☆☆☆(7)個人的満足度(10) そこはかと漂うB級SF感が自分は大好物。トムクルーズはこういう役柄やるから好き。日本のラノベを原作にハリウッド映画化「君の名は」のようなタイムス…

フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ

ディックファン号泣の素晴らしいドラマ ★★★★★★★★☆☆(8) PKディックの短編小説を 現代のテイストに置き換えることで ディックが描いた警鐘や夢を 今の社会に問うような作品になっている。 人権の抑圧・全体主義・共産社会への恐怖 合理化の行く末・プロパガ…

オブリビオン

プロダクトデザイン究極 ★★★★★★★☆☆☆(7) オール・ユー・ニード・イズ・キル、 マイノリティ・リポート、 宇宙戦争、 そしてコレ。 トムクルーズは果敢にSFに挑む。 それはややB級おびて SF然としている。 そして自分はそういうSFは大好物。 現実と虚構の曖…

インセプション

ルール説明多し ★★★★★★★☆☆☆(7) 夢に潜ってアイデアを盗む という設定なのだが 複雑な構成故 ルール説明みたいなセリフが 多くなってしまっているのが残念。 クリストファー・ノーランらしいっちゃらしい 無重力空間の廊下での乱闘シーンは どう撮ったのか…

ウエストワールド (シーズン1)

虚構空間で曝け出す自分は本物なのか? ★★★★★★★★★☆(9) 西部劇の世界を体験出来るっていう リアルなアミューズメントパークにおいて 来訪者はその世界の住人であるアンドロイド相手に 早撃ちガンマンになってもいいし 恋愛に明け暮れても良い。 またはアウ…

高い城の男(シーズン1)

延々謎かけ見せられてるような ★★★★★★☆☆☆☆(6) アメドラは起承転結の 「承」の部分を何話も延々見せられて 人気ある限り続くのが苦手。 見ちゃうんだけどね。 これは言わずもがなディックの代表作の映像化。 ディックの映像化作品は全部見てる身としては ド…

ダークシティ

カルトSF ★★★★★★★☆☆☆ (7) 1998年の作品なのだけど SFマニアの間で今なおカルト的な支持を得る ダークSFスリラー。 昼のないダークシティで 記憶のない男が何者かに追われ、 自分のかすかな記憶を頼りに 謎を追うにつれ 街の謎と謎の団体が浮かび上がるとい…

10 クローバーフィールド・レーン

掘り出し物の密室劇 ★★★★★★★☆☆☆ (7) クローバーフィールド/HAKAISHA の続編という名目だけど 単品でも十分楽しめる。 というか前作の先入観ない方が良い 続編でもないし監督も違うし。 前半は密室劇でスリラー。 ミステリーの要素も強い。 終盤はトンデモS…

月に囚われた男

ザ・ SFミステリー ★★★★★★★★★☆ (9) 惑星ソラリスや2001年宇宙の旅やエイリアンなど かつて流行した密室劇的なSFミステリーの空気感も オマージュされている。 低予算で作られ世界配給はビデオスルーになっていたが、 サンダンス映画祭での好評を受けて、急…

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

人生とか永遠とか考える ★★★★★★★★★☆ (9) おじいちゃんとして生まれてきて成長と共に若返っていく。若返るという大ネタ一発以外は物語に大きなアイデア展開はなくそうなるよね〜という進み方。原作は1929年の短編小説とのこと。 幸せは刹那であり誰しも終末…