エスケープ・フロム・L.A.
スネークウェェェーイ!
総 合★★★★★★☆☆☆☆(6)
満足度★★★★★★★☆☆☆(7)
近未来SFの名作『ニューヨーク1997』の続編。
1981年制作の『ニューヨーク1997』の続編を
1996年に撮ったというので
もう続編というよりオマージュといった作品。
これが当時不評で
N.Y.1997ファンは大いにズッコケタ。
その後カート・ラッセル演じる
スネーク・プリスキンを語る上でも
あまり引用されない作品になった。
が、が、
今見返すとそんなに悪くない。
期待しすぎた故にコケルけど
時が経つと再評価される傾向にあるヤツ。
思えばストーン・ローゼズが
大ブレークした1STアルバムから
5年もの月日を空けてリリースしたセカンドアルバムは
失望と酷評の嵐だった。
でも時を経てみると今や名盤扱い。
これはそこまでではないにしろ
B級然としててなかなか面白いです。
スネークを楽しむパーティームービーといいますか。
オバカを全力シリアスで作りきるN.Y.1997パターンではなく
オマージュを楽しむ感じ。
悪くないです。
そしてダメダメな脚本であろうと
誰かが見ていて
こんな作品がジャッキー・ブラウンに繋がり
グラインドハウスに繋がったのかなぁと思うと
やり通すことが次代に繋がるのかなぁと考思います。
そして以下ネタバレではありますが・・・
スネークが最後に選択する
アメリカの敵国のエネルギーを無力化するではなく
全世界のエネルギーを無力化する
ワールドコード666は
究極のピースなのではないかと思います。
ゼイリブといい、
ファシズムや統制社会を憂う現代ヒッピーなのかなぁ
と思いました。