旧作7泊8日メモ

映画の忘備録

キングスマン:ゴールデン・サークル

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秒でアガる

★★★★★★☆☆☆☆(6)
個人的満足度(9)

 

前作と
同じキャスト
同じ原作
同じスタッフ

面白く無いわけがない。

ところが

前作が凄すぎて
少し拍子抜けするかも。

それでもイカしたガジェットへの拘りや
クールで下品なギャグの数々
スタイリッシュな演出
中毒性は健在。

ストップモーションを多用した
痛快アクションシーンも前作以上に満載

今回の悪役ジュリアン・ムーア
エルトンジョン(本物)を誘拐して
子飼いにして演奏させてるとか
スケールが大きいオバカも好き。


悪ノリコメディー色を強くしすぎたせいで
登場人物の感情がわかりづらくなって
物語に感情移入しづらくなった事が1作目との大きな違いかな。
それをこれでもかと2時間20分の長尺なので
冗長といった感じ。
 
とはいえ自分はこのノリは大好き。
またリピートは確実。

次作とスピンオフも予定されてるみたいなので
楽しみ。
映画の終わり方からすると
ハルベリーとテキーラの活躍になりそうな感じ

コリン・ファースは安定の最高。

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(2017 イギリス・アメリカ)

 

 

 

 

 

 

オデッセイ

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USA!USA!

★★★★★★☆☆☆☆(6)
個人的満足度(4)

 

植物学者が書いた
もし自分が火星に取り残されたら
こうしてサバイブするという小説
「火星の人」が大ブレイクして
映画化された作品。

見所は宇宙でのジャガイモの栽培…。
他サバイバル生活だけでなく救出に至る手法なども
かなり科学的に検証されている…らしい。

このたびTV放送されていたのが
すごくバズッてて
SNSを眺めながらのTV鑑賞。
FIFAワールドカップ以来TVをつけた)
前に観た時よりいろんな感想を見ながらの鑑賞も新しい発見があった

良い人たちばかりが登場して
皆で取り残された主人公を助けるために尽力する。

「火星に取り残された宇宙飛行士を救うのに何億ドル費やすつもりだ?彼一人を死なせればそれだけの予算が浮く」なんて作中では誰一人口にしないところだ。フロンティアに挑戦するものを絶対に見捨てないというアメリカ人の心意気

🔼 Twitterからの拝借


そんな感じのトーンに終始している。
オールアメリカ/オールアースで救済する
ハートフルでアメリカンな映画。

あまりにもエッジがないので
自分には響くものはないんだけど
世間的にはこういうHAPPYな映画は人気があるんだろうなぁ〜

(2015 アメリカ)

 

 

 

ジャック・リーチャー never go back

 

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ジャック・リーチャー IS BACK

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
個人的満足度(7)

 

アウトローの続編

トムクルーズ演じるジャック・リーチャーのキャラクターは
前作より遥かに良くなってる。

くたびれてて生傷があって表情は硬く寡黙。
とても流れ者的になっている。

ただ皮肉な事に
物語は前作の方が面白い。
遥かに面白い。

同じく推理小説形式の謎解きなのだが
ジェンダーへの配慮なのか
相棒の女性少佐がずいぶん活躍するし
リーチャーの子供かもしれない少女との絆、
かつての部下の黒人大尉、
武器の不法輸出を企む将軍、
その部下の殺し屋は元シールズ…

話を盛り込みすぎ

冒頭の登場シーンはすごく良く
期待させるものがあったのだが…

 

キャラが確立されて
更に魅力あるシリーズ。

続編を期待。

 

(2016 アメリカ)

 

 

 

アウトロー

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ジャック・リーチャーを呼べ

★★★★★★☆☆☆☆(6)
個人的満足度(9)

 

原作のシリーズを読んだことはないのですが
トムクルーズのキャスティングにコレじゃない感は感じる。

ジャック・リーチャー:
米陸軍憲兵隊で犯罪捜査官の経歴で流れ者、
大男で寡黙、鋭い洞察力を持ち、軍人としての戦闘能力に長け
正義の為なら手段を選ばぬ冷徹さをもち合わせる。。。

という原作キャラ設定ではあるが
トムクルーズは表情豊かで饒舌で色男にアレンジしてあって
これで流れ者と言われても…
むしろすげー社会適合性あるんですけども!

やはりトムはイーサン・ハントがしっくりきてしまう。

とはいえ映画の推理小説的展開はなかなか面白く
没頭させられてしまう。
続編もあるので
それも観てみたいと思わせるものあり

(2012 アメリカ)

 

アウトロー (字幕版)

アウトロー (字幕版)

 

 

 

ゲット・アウト

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皮肉とホラーとブラックユーモアと
ミクスチャーされた新感覚映画

★★★★★★★★☆(9)
個人的満足度(10)

 

ネタバレあり


黒人の主人公がフィアンセの
白人家族宅に招かれ遭遇する
不思議体験・・・からの悪夢。

なんとも形容がしづらいジャンル。
最初は人種間の社会派ドラマなのかな?
という展開から
サスペンスみたいになって
最後はホラーという展開。

アメリカの田舎町で捕らえられた主人公の恐怖体験
というホラー王道なのだが
王道感はまるでなしで斬新感のほうが強い。


シリアスに作られていながら
全体を覆うのはブラックユーモアだったりする。
監督・脚本のジョーダン・ピールはコメディアン。

 

テンポが良く一気にみられる
エンディングは本来の案であった
レイシズムの観点からのバッドエンドの方が
映画の本質と近く良かったとは思うけど
まぁ暗い終わり方もシンドイので
これで良かったのかなと。

(2017 アメリカ)

 

ゲット・アウト(吹替版)
 

 

 

 

ユージュアル・サスペクツ

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キャスティングが最高

★★★★★★☆☆☆(7)
個人的満足度(8)

 


キャスティングが良い。
悲哀感のあるガブリエル・バーン
THEチンピラなベニチオ・デルトロ
ペテン調なケヴィン・スペイシー

そして悪党が並んだ容疑者用の写真を使った
宣伝美術が良い

 

 

 

以下ネタバレ注意

 


なんとなくケヴィン・スペイシー
饒舌な演技を見てると結末が読めてしまう。

鑑賞者が見せられてた映像は
事実としての映像ではなく
黒幕の作り話の映像ということになり
ある意味映画制作の禁じ手であり
プロットも荒唐無稽な気がする。


(1995 アメリカ)

 

 





シャッターアイランド

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語りどころが多い映画

★★★★★★★☆☆☆(7)
個人的満足度(10)

 

以下ネタバレ注意


冒頭、船上のシーン。
背景の海と人物が合成なのか
人物を際立たせるライティングなのか
不自然でヒッチコックの映画のよう。

 

島に上陸すると不安を掻き立てる大げさな
オーケストラの音楽
これもヒッチコックの映画のような。。。

雷が眩しすぎる演出(ヒッチコック
シャワーを下から撮るシーン(ヒッチコック)で
古いスリラー映画へのオマージュを散りばめてるんだなぁ
と理解した。


そういった劇的な演出は
途中はワザとらしさがハナにつくが
結末を考えると
効果はあったように思う。

 

幻想シーンが多すぎるのも
イカゲンニせいと思うが
こちらも結末を考えると納得。

結末ありきの全編ではあるのかな?
そして鑑賞後語れる楽しさがある作品である。


結末の後味悪さ・暗さは
フィリップKディックの作品の後味感。
「暗闇のスキャナー」などと似てる
こちらはオマージュでもなんでもなく。

ミスティックリバーの原作者と知って
ミスティックリバーも暗かった記憶が。。。
(でもミスティックリバーをまた見たくなった)

最後のクレジットに
ミュージックスーパーバイザーが
ロビー・ロバートソンだった
(ラストワルツのTHE BANDのメンバー)
レイジングブル音楽監督など
スコセッシュの映画によく使われていたが
こんなところまで。とエモい

 

見て損はない
さすがはスコセッシュ+ディカプリオコンビの
エンタメ大作

 (2010 アメリカ)