旧作7泊8日メモ

映画の忘備録

シャッターアイランド

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語りどころが多い映画

★★★★★★★☆☆☆(7)
個人的満足度(10)

 

以下ネタバレ注意


冒頭、船上のシーン。
背景の海と人物が合成なのか
人物を際立たせるライティングなのか
不自然でヒッチコックの映画のよう。

 

島に上陸すると不安を掻き立てる大げさな
オーケストラの音楽
これもヒッチコックの映画のような。。。

雷が眩しすぎる演出(ヒッチコック
シャワーを下から撮るシーン(ヒッチコック)で
古いスリラー映画へのオマージュを散りばめてるんだなぁ
と理解した。


そういった劇的な演出は
途中はワザとらしさがハナにつくが
結末を考えると
効果はあったように思う。

 

幻想シーンが多すぎるのも
イカゲンニせいと思うが
こちらも結末を考えると納得。

結末ありきの全編ではあるのかな?
そして鑑賞後語れる楽しさがある作品である。


結末の後味悪さ・暗さは
フィリップKディックの作品の後味感。
「暗闇のスキャナー」などと似てる
こちらはオマージュでもなんでもなく。

ミスティックリバーの原作者と知って
ミスティックリバーも暗かった記憶が。。。
(でもミスティックリバーをまた見たくなった)

最後のクレジットに
ミュージックスーパーバイザーが
ロビー・ロバートソンだった
(ラストワルツのTHE BANDのメンバー)
レイジングブル音楽監督など
スコセッシュの映画によく使われていたが
こんなところまで。とエモい

 

見て損はない
さすがはスコセッシュ+ディカプリオコンビの
エンタメ大作

 (2010 アメリカ)