21g
難解だが意義ある編集
★★★★★★★★☆☆ (8)
出世作になるのでしょうか。
開始30分弱まったくストーリーが見えない
難解な編集と伏線。
イニャリトゥの次作バベルも同じように
関係性のない人たちの人生が結びつくような構成であるし
交通事故のクラッシュも短編が結びつく編集だし
メメントみたいに時間軸を遡る編集もあるんだけど
どれとも違って時間軸をぐちゃぐちゃにしてるので
物語は難解に難解に。
ただし複雑な編集方式だからこそ
物語の偶然性を強調することになって
効果を発揮している
ショーン・ペンと ベニチオ・デル・トロの演技は最高。
人生の悲哀感がすごい。
これがバードマンという名作に結びつくわけで
イニャリトゥ天才だなと。
出演
(2003年)