許されざる者
西部劇の形をかりた
命とか正義の話
総 合★★★★★★★★★☆(9)
満足度★★★★★★★★★☆(9)
賞金稼ぎの若者は殺しの経験のない大風呂敷男。
伝説のアウトローは年老いて過去の殺人の記憶に襲われ弱々。
アウトロー仲間のライフルの名手もイップスになっていて銃が撃てない。
そんな三人が賞金首を狙う。
立ちはだかるのは豪腕で街に秩序をもたらす保安官。
賞金首の悪役カウボーイたちも極悪人とは少し違い、
彼らを守る保安官は秩序のない西部開拓時代の街に秩序をもたらすために
恐怖方式をとるけど悪い人間ではない。
町を守るために銃の持ち込みは禁止で
保安官に銃は預けないといけない自主ルール。
さらりと銃所持問題も入っていて自衛の権利も問われる。
勧善懲悪ではなく生活と命を地味に丁寧に描いてある。
イーストウッドの監督映画は地味で見るまでに時間がかかるが
見れば全部面白い
(1992年 アメリカ)