旧作7泊8日メモ

映画の忘備録

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)

 

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洗練された映像美

 

総 合★★★★★☆☆☆☆☆(5

満足度★★★★★☆☆☆☆☆(5)

 

演出は天才の集うハリウッドらしく美しい。
最高指導者スノークの赤い司令室で
レンVSレイが繰り広げるチャンバラや
石の惑星クレイトでの赤い塩を巻き上げる戦いなど
全編において美しい。

本筋においては
本来のダメなスターウォーズに戻った感じ。
散らかった展開に
冗長なチャンバラやアメリカ的東洋思想。
それに加えてハリウッドのトレンドである
登場人物のシリアスなシーンでもゴキゲンな振る舞いと
人種やジェンダーへの均一な配慮が入ったことで
人間描写がほぼなくなった。

これで本来完結すると言われた9作を終えた。
かつて初期3部作の頃、
壮大なスペースオペラの完結は20○×年と言われ
遥かな未来と感じていたが
遥かなる未来はやってきた。
しかし物語は収まるどころか
なにをもって物語が終わりなのか
よくわからなくなってきた。

現状では
ルーク・スカイウォーカーはヨボヨボで
ハンソロは物語の中で亡くなり
レイア姫はキャリーフィッシャーが実際に亡くなり
既にカオス。

 

一応42年に渡る物語の歴史がついに完結!
と称して「スターウォーズ エピソード9
スカイウォーカーの夜明け」が本日から公開された。
とはいえ
キャラが確立され、ディズニーの傘下になったのだから
物語は延々続くのだろう。

 

(2017 アメリカ)