クラッシュ
総 合★★★★★★★★★★(10)
満足度★★★★★★★★★★(10)
ライオンズゲート製作らしく
くらーい質感。
とても入り組んだ脚本を
簡単に分かりやすく見せている。
LAを舞台に
多様な人種が生む差別や憎悪や人間愛。
差別主義者の警官役の
マット・ディロンがいい。
ジェームス・ディーン再来みたいな扱いだったけど
その後聞かなくなり
ここで人格俳優として再脚光!
と思ったらその後はまた潜ってしまってるけど。
ブロークバックマウンテンが当時は大騒ぎで
アカデミー賞本命とされたけど
これが掻っ攫っていった。
それだけの作品ではある。
全編暗く悲しみに満ち満ちてはいるが
愛がある。
特に多様な人種社会のアメリカ人には染みるだろう。
(2005年アメリカ)