旧作7泊8日メモ

映画の忘備録

クラッシュ

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重く暗く悲しい物語だが
全編に愛がある。

 

総 合★★★★★★★★★★(10

満足度★★★★★★★★★★(10)

 

ライオンズゲート製作らしく

くらーい質感。

とても入り組んだ脚本を

簡単に分かりやすく見せている。

LAを舞台に

多様な人種が生む差別や憎悪や人間愛。

 

差別主義者の警官役の

マット・ディロンがいい。

80年代アウトサイダーランブルフィッシュ

ジェームス・ディーン再来みたいな扱いだったけど

その後聞かなくなり

ここで人格俳優として再脚光!

と思ったらその後はまた潜ってしまってるけど。

 

ブロークバックマウンテンが当時は大騒ぎで

アカデミー賞本命とされたけど

これが掻っ攫っていった。

それだけの作品ではある。

全編暗く悲しみに満ち満ちてはいるが

愛がある。

特に多様な人種社会のアメリカ人には染みるだろう。

 

(2005年アメリカ)