トータル・リコール
シュワちゃん版にはないPKディック感
総 合★★★★★★★☆☆☆(7)
満足度★★★★★★★★★☆(9)
PKディックの映像化の中でも
異色ながらも大成功例の
1990年ポール・バーホーベン監督のシュワちゃん版
トータル・リコールのリメイク。
監督はアンダーワールドで名を上げた
ダイハード4.0のレン・ワイズマン。
シュワちゃん版に沿いながら
B級SF感を排除して現代 SF調に
原作の小説と近年のPKディックの閉塞的な空気感に
かなり寄せている。
街並みのアジアンサイバーパンク感は
ブレードランナーに寄せている。
どうしてもシュワちゃん版と比べてしまうし
シュワちゃん版には敵わないが
単体で見ると十分楽しめる。
敵のコーヘイゲンはおじいちゃんだが
最後にはなぜか主人公とタイマン対決で
意外と強い。とかはいらないんじゃないかしらね。
(2012 アメリカ・カナダ)