黒澤明のセンスが光る
総 合★★★★★★★★★★(10)
満足度★★★★★★★★★☆(9)
国内では公開当初評判にならず
ヴェネチアでグランプリの金獅子賞を日本作品として初めて受賞して
はじめてその良さに国内が沸き立ったという作品。
古い映画であるが随所に今みてもモダンな作り。
森の中をカメラと並走して歩くシーンや草の中をブレブレで走るカメラワーク。
白洲での取り締まりの代官を写さず参考人だけが一人喋りしていく演劇的な演出。
殺人事件の参考人の4人の証言がでれも異なり
どれが正しいなど映画の中では答えは示さない構成。
エバーグリーンな名画であることは疑いの余地なく
観はじめたらノンストップで朝まで観てしまった。
先日アメリカでTVドラマ化されるというニュースを見た。
現代劇で全10回で参考人は10人いて全員食い違うらしい。
それってツインピークスじゃん。と思ったり。
(1950年 日本)