旧作7泊8日メモ

映画の忘備録

トゥルー・グリット

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勇気ある堅物少女の復讐冒険物語

総 合★★★★★★★★★☆(9)

満足度★★★★★★★★★★(10)

 

 

コーエン兄弟監督、製作、脚本による2010年のアメリカ映画。

スピルバーグ製作総指揮。

1969年のジョン・ウェイン主演の西部劇『勇気ある追跡』をリメイク

 

リメイクというより

原作のチャールズ・ポーティスの小説を

映画化したものとコーエン兄弟が語っている。

 

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コーエン兄弟の他作品とは違いヒネリは少なく

あえて正統派な演出による西部劇。

 

アメリカ開拓史に眩しいようなノスタルジアとリスペクトが払われている。

裁判や罰則制度や身分制度や差別問題、宗教、アメリカが切り開いてきた

たくさんの問題を賛美することも批判することもなく

淡々と物語に織り込んである。

 

物語は父を殺された14歳の少女の復讐劇。

堅物で理論的で

俗世な女性的魅力に欠ける少女の冒険劇、

終わってみれば儚い恋愛物語でもある。

 

 

素晴らしい作品。

 

鑑賞後ライムスター宇多丸氏の解説が

YouTubeにあるので観てみたところ

 小説まで読み込んで

細部を解説しててとても勉強になった

 

 

2010 アメリカ)

 

 

トゥルー・グリット (字幕版)