ミスティック・リバー
重く深く流れる川のように
★★★★★★★★★☆(9)
個人的満足度(10)
心にトラウマを追った少年と
それに負い目を感じる2人の友人の
四半世紀後の殺人事件を巡って再開する物語。
クリント・イーストウッドが描いているものは
流れる時間と変わらぬ心。
何が悪いとか誰が悪いとか言わずに
物語は淡々と流れる。
アメリカ建国時代から変わらぬであろう
地方都市の閉塞感のなかで
シャッター・アイランドと同じ原作者
デニス・ルヘインの小説の映画化。
螺旋状に入り組んだ物語が絡み合っていく。
物語は素晴らしいけど映画がもたらす空気感や名優達の演技。
素晴らしい作品だと思う。
昔これをみたときは
そうは思わなかった。
退屈で暗い映画。
今とは全然違う印象を持っていた。
いつみるかで映画の印象はガラッと違うんだなぁ〜
(2003年・アメリカ)