旧作7泊8日メモ

映画の忘備録

ファーゴ

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コーエン兄弟の最高傑作

★★★★★★★★★★(10)

実話の映画化といいながらのフィクションは多い。
でもこれは冒頭に

「この物語は実話である。生存者の希望により名前は変えてあるが
出来るだけ忠実に事件を再現している」

と潔いテロップから始まる。

 

以下ネタバレ

 

実話であるのにこの物語の展開の面白さたるや。
こんな偶発的な事件が実際あったのか!!!
1時間38分という短めの物語に
娯楽性と狂気が宿っている。
すげぇぇぇ
と調べてみると

 

 

 

なんとフィクション(><)


冒頭のテロップ自体が演出だそうである。


一応似た事件は起こっているらしいが
ほとんど創作。

 

マジか!(><)


それアリなのか?
確かにシリアスで重厚な物語ではあるが
展開が出来すぎていることと
登場人物の訛りすぎの台詞回しなど
ブラックコメディのジャンルにも入るらしい。

やられた

自分のような生真面目な日本人には
わからんです。純粋にシリアスに楽しめます。

 

2001年に東京在住の日本人女性が、
映画の舞台の街で凍死しているのが発見され、
映画冒頭の演出文を真実と受け取った女性が、劇中雪の中に埋めた大金を
探して遭難したと報道されたらしい。
(実際には自殺だったのが
誤った伝聞と訳で都市伝説化され報道されたらしい)

 

 物語途中でてくる日系人のハヤシダと
最後の切手にまつわるピロートーク
物語とはほとんど関係ない。。。

コーエン兄弟のユーモアなのかなぁ

 

まぁ面白い作品です。

 

2014年のシリーズドラマの「ファーゴ」は
こちらのリメイクではなくインスパイヤされた
リブート作品とのこと。

冒頭に同じ

「この物語は実話である。生存者の希望により名前は変えてあるが
出来るだけ忠実に事件を再現している」

テロップから始まります。

 

 (1996年 アメリカ)