旧作7泊8日メモ

映画の忘備録

スターシップ・トゥルーパーズ3

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B級SF最高!

 

総 合★★★★★★☆☆☆☆(6)

満足度★★★★★★★★★★(10)

 

ロバート・Aハインラインの小説の『宇宙の戦士』の映画化である『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997年、アメリカ)の3作目

 

圧倒的カルト人気を誇るPart1ポール・バーホーベン監督。

 

Part2が制作予算を1/10に落とした

密室空間スリラー的作品。

見応えはあるがバグズ繋がりなだけで

あまり繋がっていない続編。

 

そしてこのPart3がバーホーベンが制作総指揮に返り咲きPart23倍の予算をつぎ込み

Part11/3)

映画用オリジナルストーリーで

その後のPart1の主人公リコの戦いを描く。

 Part1から10年の歳月を経ていてオマージュ的な雰囲気も漂う

 

見所は全編に散りばめられた地球政府のプロパガンダ広告。かなりイカレていて面白い。

しかも最高司令官は歌手でスーパースターという設定。戦意高揚歌を歌いメディア戦略に徹する。反戦活動家はTV公開処刑

兵役に志願したもののみに参政権が与えられるバリバリのファシズム

 

Part1で登場しなかった

ガンダムなど80年代SFアニメの

モビルスーツの原点といわれる

ロバート・Aハインライン原作にある

パワードスーツは

ここにきて登場する。

 

隙が多いB級ムービーだが

SF然としてて楽しい。

 

 

(2008 アメリカ)

 

 

 

  トータル・リコール

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シュワちゃん版にはないPKディック感

 

総 合★★★★★★★☆☆☆(7)

満足度★★★★★★★★★☆(9)

 

 

PKディックの映像化の中でも
異色ながらも大成功例の
1990年ポール・バーホーベン監督のシュワちゃん
トータル・リコールのリメイク。
監督はアンダーワールドで名を上げた
ダイハード4.0のレン・ワイズマン

 

シュワちゃん版に沿いながら
B級SF感を排除して現代 SF調に
原作の小説と近年のPKディックの閉塞的な空気感に
かなり寄せている。


街並みのアジアンサイバーパンク感は
ブレードランナーに寄せている。

 

どうしてもシュワちゃん版と比べてしまうし
シュワちゃん版には敵わないが
単体で見ると十分楽しめる。

 

敵のコーヘイゲンはおじいちゃんだが
最後にはなぜか主人公とタイマン対決で
意外と強い。とかはいらないんじゃないかしらね。

(2012 アメリカ・カナダ)

マッドマックス2

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実質的には伝説的シリーズ第1作

 

総 合★★★★★★★☆☆☆(7)

満足度★★★★★★★★☆☆(8)

 

前作のヒットを受けて予算を大幅アップして臨んだ

シリーズ第二作。

といっても辛うじて主人公マックスの過去が前作と繋がっているものの

前作の現代劇とは全く違うSFも含んだ近未来バイオレンス。

物語は単純で核戦争後の荒廃した世界で
石油を奪おうとするならず者一派から逃げる逃走劇。

怒りのデスロードから30年前

ほぼスタイルはブレずに完成されている。

悪役のイカレ具合のディティールが最大の魅力。

 

(1981 オーストラリア)  

マッドマックス2 (字幕版)
 

 



 

マッドマックス

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伝説的シリーズの第1作

 

総 合★★★★★☆☆☆☆☆(5)

満足度★★★★★★☆☆☆☆(6)

 

暴走族の恨みを買って

子供を殺されたMAXが

復讐をはかる。

ただそれだけのシンプルな物語。

「怒りのデスロード」もただの逃走劇という

 シンプルなものだがディテールやスピード感で最高な映画なのだが

こちらはそのディテールが弱々。

 

79年当時としてはフォードをエンジン剥き出しに改造した

インターセプターや

カワサキをカスタマイズした極悪暴走軍団や

銃身を短くしたショットガンなどが

一つのワクワクするディテールになって

ヒットにも繋がっていると思うのだが

今見るとひたすら緩く、間延びした物語。

 

まさかこれが30数年を経てバケるとは。

 

(1979 オーストラリア)

 

マッドマックス(字幕版)

マッドマックス(字幕版)

 

 

マッドマックス 怒りのデス・ロード

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前作から27年。
ドえらい作品になって帰還。

 

総 合★★★★★★★★★★(10)

満足度★★★★★★★★★★(10)

 

 

物語など単純すぎて

ただの追いかけっこ。

説明もセリフも少なく

ただただ逃げて追いかける。

それなのにこんなに魅せるって

最高。

 

見せ場は逃亡直後の砂嵐に入るまでの

カーチェイス

 

前作から27年経過してて

同じ監督で

桁違いに面白くなって帰ってくるなんて

奇跡的。

 

(2015 オーストラリア/アメリカ)

 

 

 

 

ラ・ラ・ランド

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もしハッピーエンドでなくとも
人生は素晴らしき。。。

 

総 合★★★★★★★★★(9)

満足度★★★★★★★★★(9)

 

 

ラスト30分。

こういう終わらせ方の映画はかつてあっただろうか。

全編2時間超の長尺。

開始から1時間30分は凡庸なラブストーリー。

それに耐え忍んで見た人のみが体験出来る

かつて見たことのないラスト30分。

人生ってそんなちょっとした別れ道で成り立っていて

ハッピーエンドでなくともハッピーエンド。

ということ感じられる素晴らしい映画だと思う。

 

エマストーンはバードマンのイカレた娘さん役で大当たりして

それを凌ぐ最高の演技。

 

 

(2016 アメリカ)

ラ・ラ・ランド(字幕版)
 

 

 

 

ミッション:インポッシブル フォールアウト

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構成が複雑すぎ

 

総 合★★★★★★★(7)

満足度★★★★★★★★★(9)

 

 

なのよ。

構成が複雑すぎ。

見てる人が状況を理解できないで

我慢して見てることで「あ!そういうことか」

となるくらい物語が入り組んでます。

騙し騙されが売りのシリーズだけに

致しかかたない部分もあるが

かつてなく複雑。

2回見て細部を把握した。

 

とはいえもうプロレスのように

イーサン・ハントという伝統芸能は誰でも楽しめて

ド級のエンタテインメントであることは揺るぎない。

 

(2018 アメリカ)